新年のご挨拶(2022:令和4年)
大変に遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。
2022(令和4)トラ年が新しく始まり、早や25日が過ぎようとしています。
新型コロナウィルスによるオミクロン株が過去例を見ない程急速に広がり、まん延防止法が適用される地域も多々あって、昨年に引き続き余談が許さない状況です。
そんな中ですが、昨年読んだ書籍のうち、ザ・ベスト3冊を挙げてみたいと思います。
①「白の闇」ジョゼ・サラマーゴ著・雨沢泰訳、河出書房新社
感染症を題材とした小説では「ペスト」(カミュ著)が有名ですが、本小説も同様に感染症を主題としたもの。真に恐ろしいのは、感染症か果たして人間の心か…カミュが「ペスト」で問うたのとは違う視点でノーベル賞作家から現代人に問いかけらえる、今だからこそ読みたい一冊です。現在重版中。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309467115/
②「実践成年後見」編集顧問新井誠、民事法研究会
成年後見を取り扱う唯一の法律雑誌。成年後見に携われる方々には必読の雑誌と言えるでしょう。バックナンバーも豊富です。
http://www.minjiho.com/shopdetail/000000001309/022/X/page1/recommend/
③「中世は今日もハードボイルドー日本中世のアナーキーな世界-」清水克行/著、新潮社
今年の大河ドラマは平安時代末期~鎌倉時代にかけてのもの。本書を手に取れば当時の法秩序や中世人のもののとらえ方が理解でき、より親近感がわくかも。また昨年末の各所の書評でも、大好評の一冊です。